韓国南原市の職員が伊那市視察
初日に市長訪問
伊那市の名誉市民で作曲家の故高木東六さんの韓国を舞台にしたオペラ「春香」が縁で、韓国南原(ナムウォン)市の職員が、6日から伊那市を視察に訪れている。
初日は、南原市の係長級職員3人と交流や都市整備の担当職員2人が、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長を表敬訪問した。
今回の訪問は、伊那市の農業施設や企業などを視察したいとの南原市からの要請で行われた。
小坂樫男市長は、「伊那市は農業と工業のバランスが比較的とれている場所。南原市の参考にしていただき、今後は民間での交流も進めていきたい」と歓迎した。
また、南原市・企画室政策開発担当のイ・ソングンさんは、「南原市のチェ市長からも、伊那市でしっかり勉強してくるよう言われている。短い間だが友情を深めていきたい」と話していた。
伊那市と南原市は、今年4月に伊那市の女性団体連絡協議会のメンバーが南原市を訪問したほか、南原市の市長が伊那市を訪れ高遠城址公園の桜を見学している。
一行は7日、みはらしファームや、上の原の日本電産サンキョーなどを視察するほか、高木東六さんが横浜で立ち上げた合唱団の伊那版「しわくちゃーず伊那」のコンサートも見る計画で、8日に帰国することになっている。
【伊那ケーブルテレビジョン】