七宝焼作家・向山伊保江さんが作品寄贈
岡谷市の七宝焼作家・向山伊保江さんが8日、伊那市に作品を寄贈した。伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に作品を贈った。
向山さんは大学生のころに七宝焼を始め、今年で30年目になる。
先月、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで、伊那谷では初めての個展を開いた記念に作品を寄贈することにした。
作品のタイトルは、「真夏の夜の夢物語」。縦横130センチの大作で、ドーム型の空間の中に、大地や月、空が描かれている。この作品は、去年の県展で60周年記念賞を受賞し、日展でも入選している。
向山さんの母は駒ケ根市出身、夫は高遠出身ということで、「縁のある伊那市に作品を飾って頂けるのでとてもうれしい。若い人にも、七宝の良さを知ってもらいたい」と話していた。
伊那市ではこの作品を庁舎1階のロビーに展示するという。
【伊那ケーブルテレビジョン】