上伊那郡市育樹祭
森林の大切さを知ってもらおうと20日、上伊那郡市育樹祭が伊那市のますみヶ丘平地林で行われた。林業関係者や地元の伊那西小学校児童など約200人が集まり、枝打ちや間伐作業をした。
ますみヶ丘平地林の一帯は県が6年前の植樹祭でクヌギやコナラなどの広葉樹を植えた場所で、その時に植えた木は高さ5、6メートルに成長している。
それに伴い、森林内が込み合ってきたため、間伐作業を行うことにした。
参加者はのこぎりやチェーンソーを手に、生育が悪い木を切り倒したり、枯れた枝を取り除く作業に励み、汗を流していた。
間伐を実施した面積はおよそ1ヘクタール。間伐前は1ヘクタール当たり2千本から2500本の木が生えていたが、今回およそ1500本になるよう間伐をした。
伊那西小学校の児童は「林間学校で間伐作業をしたことはあったが、今回は木が多くて大変だった」と話していた。