【カメラリポート】女子小学生ソフトボールチーム
「アルプスイーナちゃんクラブ」
小学生の女子児童を対象にしたソフトボールクラブ「アルプスイーナちゃんクラブ」。毎週土曜日に伊那市美篶の六道原運動場で練習に励んでいる。
現在、部員は伊那市内を中心に約30人。
取材に訪れた日も、入部希望者がグラウンドを訪れていた。
練習は、まずボールに慣れること。この日は、キャッチボールに続いて守備やバッティング練習が行われ、子どもたちが練習に汗を流していた。
ある選手は「新しい友達ができて楽しいし、ボールも怖くなくなったのでやってみてよかった。選手になりたいというわけではないけれど、もっと上手くなって、いい試合ができるようになりたい」と話す。
ソフトボールに寄せる熱き思い
ソフトボールのまち伊那市で女子の底辺も拡大しようと、総合型地域スポーツクラブと協力し市体協ソフトボール部が今年7月にチームを結成。帽子やユニフォームも揃えた。
伊藤易明部長は、「伊那市からオリンピック選手が出たらいいなと。今の子どもたちが中学、高校、実業団などでソフトボールをして、結婚し、その子どもたちがまた伊那でプレーする。30年計画ですから」と、将来に思いを馳せ、熱く語る。
試合のできるチーム目指して
練習は、土曜日午後の部は午後1時30分から4時まで伊那市美篶六道原運動場、夜は午後7時から9時まで富士塚スポーツ公園運動場。11月からは、伊那市屋内運動場で練習が予定されている。
コーチ陣も、「自発的に上達したいという気持ちを育てたい。10年20年かかると思うがライフワークとしてやっていきたい」と熱が入っている。
女子小学生のソフトボールクラブ「アルプスイーナちゃんクラブ」の当面の目標は、試合のできるチームになること。
グラウンドには、コーチたちの大きな声が今日も響いている。