「伊那谷森と人を結ぶ協議会」発足
地域の森づくりに携わる住民を増やしていこうと、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」がこのほど発足した。
20日は、伊那市振興公社の桜守で「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の代表を務める稲辺謙次郎さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に設立の報告と今後の協力を要望した。
先月24日に発足した伊那谷森と人を結ぶ協議会は、ますみヶ丘平地林など伊那市の所有する森を拠点に、草花を楽しむ講座や間伐作業、木材の利用方法などを指導し、より多くの市民が森に親しめるように活動する。
メンバーは、上伊那の林業関係者や森林ボランティア団体で構成され、これまで個々に行ってきた活動をより大きな輪にしていくねらい。
稲辺代表は、「市民が森で遊び、学習し、整備もしていけるよう、住民と行政の橋渡し役になっていきたい」と抱負を話した。
また小坂市長は「森に対する市民の関心も高まってきている。専門のノウハウを活かして一緒に伊那市の森を守って欲しい」と今後の活動に期待していた。
会として初めての活動は、来月16日に伊那市が、ますみヶ丘平地林で行う「森と親しむイベント」で森林セラピーや森づくりに関する講座を計画している。