カード詐欺犯身柄送致
地検伊那支部へ送致
警察官などを騙り、高齢者からキャッシュカードをだましとった詐欺の疑いで逮捕された3人の身柄が、今日長野地方検察庁伊那支部に送られた。
逮捕されたのは、いずれも無職で東京都江戸川区の斎藤正容疑者、住所不定の高田光伸容疑者、東京都葛飾区の中倉俊也容疑者の3人で、茅野署、上田署、伊那署に分かれて拘留されていた。
伊那署の調べによると、3人は、22日に、警察官を名乗り伊那市内の88歳の女性宅に電話をした後、金融庁の職員を装って家を訪れキャッシュカード1枚を騙し取った疑い。伊那署によると、逮捕された2人は今日までに容疑を認めているが、1人は否認している。
今回現金は引き出されなかったが、同様の手口の事件は、静岡や群馬、山梨などで相次いでいて、県内でも4件580万円の被害が報告されている。
伊那署では、これらの事件の関連性も含め、今後本格的に捜査を進め、きびしく追及していく方針。