伊那市新年度予算編成会議
一般財源5億円減の見込み
伊那市の部課長以上の職員を対象とした新年度予算編成会議が27日に開かれ、小坂樫男市長が子育て支援や教育などに重点を置いた予算編成にするよう指示した。
小坂市長は「先行き不透明な経済状況の中、弱者対策も考え、予算編成を進めてほしい」と指示した。
来年度予算は、これまで通り「子育て支援」「教育」「産業立地」の3本柱に重点的に予算配分し、小中学校の耐震化、保育園の改築などを行う予定。
歳入については、景気後退による市税の減収や地方交付税の削減により一般財源が5億円の減額となる事が見込まれる。この事から今年度当初予算と比べ、部局ごと3%から5%の予算削減が必要となる見込み。
また、小坂市長は会議で新ごみ中間処理施設の建設についてもふれ、「先進地の視察などをして理解を進めていき、環境アセスメントの調査をする事について今年度内に候補地となっている地元の了解を得ていきたい」と話した。