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大清水川ふれあい水辺会議
護岸工事や広場整備の基本計画を了承

大清水川ふれあい水辺会議<br>護岸工事や広場整備の基本計画を了承

 伊那市西箕輪を流れる大清水川の整備について考える会議が29日、伊那市西箕輪支所で開かれ、護岸工事に加え広場などをつくる基本計画が了承された。
 会議には地元区長や伊那養護学校の代表などが集まり、県が示した整備計画について協議した。
 大清水川は、普段水は流れていないが平成16年の台風で土砂が崩れたことから、河川整備が課題となっていた。
 計画ではおよそ970立方メートルの土砂に対応できるよう川幅を広げるほか、流木を止める壁を造る。
 またおよそ200メートルにわたり石のブロックを積み上げる護岸工事もする。
 県では工事を進めるにあたり、近くに伊那養護学校や身体障害者療護施設大萱の里があることから、利用者に川に親しんでもらおうと広場や遊歩道も造ることにしている。
 広場は今ある樹木をそのまま生かしたつくりにするほか、遊歩道は車イスでも安心して通れるように整備するという。
 会議出席者からは「向こう岸に渡れるように橋を作ってほしい」という要望や「コンクリートが見えるものではなく景観に配慮してもらいたい」という声が上がっていた。
 この整備基本計画は会議で了承され県では今後、広場全体の詳細な設計に入るほか用地交渉を進めていく。

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