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美篶青島「千社参り」を伊那市無形民俗文化財に指定

美篶青島「千社参り」を伊那市無形民俗文化財に指定

 伊那市美篶青島の伝統行事「千社参り」が29日、伊那市の無形民俗文化財に指定される事が決まった。
 青島に伝わる「千社参り」は、毎年7月20日の土用の入りに、千枚の札を市内各地の神社やお寺、道祖神などに貼って回り、1年間の無事と農作物の豊作を願うもので、市内で行っているのは青島のみ。
 いつから始まったか定かではないが、三峰川の洪水を鎮めようと、江戸時代に区民一体となって千社参りを考えつき、明治の初めから行事化したという。
 青島では現在でも毎年行われ、1年の中の行事でも重視されている。 
 「青島の千社参り」の文化財指定は、29日に開いた伊那市教育員会10月定例会で決定した。
 決定を受け青島区の堀内利男区長は「歴史の重みを感じる行事。これからも区民で伝え残していきたい」と話している。
 千社参りの指定で、伊那市の無形民俗文化財は、長谷の中尾歌舞伎、羽広の獅子舞、美篶・富県のさんよりこよりなど含め8つになった。
 伊那市教育員会は、準備が整い次第告示をし正式に指定する。

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