地域がん診療連携拠点病院
県が伊那中央病院を国に推薦
県は、がん診療連携の中核となる「地域がん診療連携拠点病院」として伊那中央病院を国に推薦した。
県内では現在、佐久総合病院や諏訪赤十字病院など6つの病院が国の指定を受けている。
指定されると地域住民は質の高いがん医療が受けられるほか病院は、国からの補助が受けられる。
県は、9月に医療関係者で組織する検討委員会を開き、今月現地調査をして推薦する病院を決定した。
今後は、厚生労働省が検討会で審査をし、2月に指定するかどうかを決定する。
今年4月1日現在、地域がん診療連携拠点病院に指定されているのは、全国で304ある。
伊那中央病院を運営する組合の組合長を務める小坂樫男伊那市長は、「現在でも設備、人員も整っていて経験も豊富だが、指定されれば病院のさらなる充実につながり、一方で責任も重くなる」と話している。