小倉一郎さん 井月映画化へ
映画やドラマで活躍中の俳優小倉一郎さんが、漂泊の俳人井上井月をテーマとした映画の制作に意欲をみせている。
6日、小倉さんが脚本家とともに伊那市美篶の笠原公民館を訪れた。
笠原公民館では、井月の研究などを行っている井月顕彰会が会合を開いていて、小倉さんはメンバーを訪ねてきた。
小倉さんは、映画「仁義なき戦い」などの映画やドラマに出演していて、最近は俳人としての一面も知られている。
2年ほど前から井月に関心をもち、映画の制作を考えるようになったという。
小倉さんは、舞台の監督を務めたことはあるが、実現すれば井月の映画が初監督作品となる。
井月の映画化の動きについて井月顕彰会会長の堀内 功さんは、「できる限りの協力をしていきたい」と話していた。
今回の訪問は、映画のイメージを膨らませる目的もあり、小倉さんらは明日、井月の墓参りや井月の歩いた道のりを訪ねる予定。