伊那市美篶でボランティア移送事業開始
伊那市で4地区目となるボランティア移送事業が7日、美篶地区でスタートした。
ボランティア移送事業は、伊那市が車両や維持費用を負担し、各地区の社会福祉協議会がボランティアを募り、お年寄りを病院まで乗せていく。
伊那市では、平成18年に西春近地区で始まり、続いて東春近、手良で行なわれていて、美篶地区で4地区目となる。
7日は美篶支所で開始式があり、市や社協、運転ボランティアが参加して事業のスタートを喜んだ。
美篶地区社協の後藤郁会長は、「行政にすべておまかせする時代は終わった。お互い助け合う『結い』の精神で、この輪を更に広げていきたい」とあいさつ。
酒井茂副市長は、「他の地域への波及効果を期待したい」と話した。
また、運転ボランティアを代表して伊藤幸男さんは、「やさしさと思いやりをもって安全・確実にお届けしたい」と抱負を話した。
利用の対象となるのは、概ね65歳以上の高齢者のみの世帯で、現在29人が登録されている。
また運転ボランティアは37人が登録している。