宮田村が空き店舗活用に助成金導入へ
宮田村は市街地の活性化などに役立てようと、空き店舗に出店する企業団体や個人などに家賃の半額を助成する制度を導入しようと検討している。同村内では空き店舗を活用して地域を元気にする取り組みが民間レベルで芽生え始めており、「商店街振興の一役を担えれば」と村産業建設課は説明する。
1年以上商業施設や事務所として利用した場合が対象となり、月額5万円を上限に家賃の半額を助成。風俗店などは対象外となる。
このほど開いた村商工業振興協議会で説明。今後、議会にも報告して制度化する計画。同課によると、上伊那では同様の助成制度を伊那市や中川村で導入しているという。
宮田村仲町モールでは、ものづくりの仲間らが中心になり空き店舗にギャラリー「手づくり屋」を開設するなど、民間の力で商店街を元気にする取り組みも始まっている。国道沿いの旧パチンコ店や広域農道沿いの旧コンビニエンスストア、中心商店街の旧酒屋をはじめとして空き店舗が散在するが、村は空き店舗活用の動きを後押しして地域活性化につなげたい考えだ。