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伊那市・信大農学部土砂災害についての講演会

伊那市・信大農学部土砂災害についての講演会

 砂災害を知りいざというときに役立てようと12日、伊那市と信州大学農学部による講演会が伊那市役所であった。
 この講演会は、信大と伊那市の連携協定に基づくもの。
 この日は農学部森林科学科の平松晋也教授が、土砂災害について講演した。
平松教授は、長野県は雨の量がそれほど多くないのに、土砂災害の発生件数が全国で2番目に多いことを話し、「雨の多い地域は、山などが浸食されて崩れやすいところがない地形になっているが、少ない地域は不安定なまま残っている。今まで崩れていないところこそ警戒が必要」と説明した。
 また、災害への心構えとして「自分の身は自分で守る」という意識が一番大事とし、「土石流の前に沢の水が濁る、湧水が急に止まるなどの前兆を知識として持ち、避難勧告などに頼らず早めに避難することが大切」と説明した。

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