リニアBルート要望
県の関係団体がJR東海へ
リニア中央新幹線の建設促進を進める長野県の関係団体は13日、JR東海の東京本社を訪れ、長野県を通過するルートについて、伊那谷を通るBルートにする事などを要請した。
県や各種団体でつくるリニア中央エクスプレス建設促進長野県協議会や県議会議員、経済団体などの関係者20人が東京都品川区にあるJR東海東京本社を訪れ、合同で要請した。
要望は、今年8月に伊那市で開かれた長野県協議会の総会で決議された▽県内ルートは伊那谷を通るBルートとする▽県内に必ず駅を設置する▽建設推進にあったては沿線自治体と十分調整する竏窒ネどが盛り込まれている。
上伊那地区期成同盟会会長の小坂樫男伊那市長は、JR東海に対して、南アルプスを貫くCルートについて地盤の弱さを指摘。「そこをしっかり考えてほしい」と訴えた。
これに対しJR東海は「今後、地域の皆さんの声を聞き検討していきたい」と回答したという。
JR東海は今後、国の指示に基づき、輸送力や建設費などの4項目について調査を進める予定。
協議会のメンバーらはこの日、地元選出の国会議員や国土交通省なども訪れ、Bルート実現へ向け協力を要請した。