温泉のお菜洗い場 利用始まる
箕輪町のながたの湯近くの広場には、今年も野沢菜を洗う「お菜洗い場」が設置され、15日から利用が始まった。
オープン初日は、箕輪町松島の白鳥久吉さん・かよ子さん夫妻が、畑で収穫した野沢菜を洗っていた。
白鳥さんは毎年、自家製の野沢菜漬を作っていて、お菜洗いは50年続く夫婦の共同作業という。
久吉さんは、「お菜洗いをすると秋も終わり、いよいよ冬の訪れを感じる」。かよ子さんは、「昔は川で洗っていたが、今は暖かい温泉で洗えるので楽になった」と、会話を楽しみながら手を動かしていた。
洗い場は5カ所あり、蛇口からはおよそ45度のお湯が出て、腰をかがめることなく作業することができる。
町では「数が限られているので譲り合い、野菜くずなどは持ち帰り、マナーを守って利用してもらいたい」と呼びかけている。
この「お菜洗い場」は来月7日まで設置される。利用時間は午前8時から午後8時まで。利用料は無料。火曜日休み。