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高遠灯ろう祭り

2台の山車とお囃子の行列が練り歩く

高遠灯ろう祭り

 秋の実りを感謝する高遠町鉾持(ほこち)神社の秋の例祭「灯ろう祭り」が23日、あった。花笠(かさい)をかぶった人たちが、三味線や横笛、堤太鼓でお囃子(はやし)を奏で、2台の山車(だし)と共にほうずきちょうちんの連なる町内をねり歩いた。
 春から秋に移り、豊作を感謝する祭へと変化。今年はお囃子に3連、山車に2連が参加。連は町ごとでつくる。お囃子連が奏でる「高遠囃子」は、元禄の能文化が変化したものとも言われ、各連のお囃子は、それぞれ異なるという。
 本町連は、お囃子と山車に1年ごと交互に参加。山車の今年は、2台の山車が人々を楽しませていた。
 地元の文化を引き継ごう窶狽ニ4年前から参加している高遠小学校児童らのお囃子もあった。油井瞳さん(11)は「小学校最後の思い出として初めて参加した。日本の文化を学びたいと思った」と話していた。
 昔は外部から参加する連もあり、にぎわった灯ろう祭りも、徐々に参加が減少し、メンバーも高齢化している。そのため町全体で、伝統文化を残す取り組みを積極的に進めている。

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