権兵衛トンネルで防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号権兵衛トンネルで18日、防災訓練があり、伊那・木曽両地域の消防や警察、県関係者など約80人が訓練に臨んだ。
訓練はトンネル内の自動車事故や車両火災に対して、迅速かつ効果的に対応するためのもの。
一般車両の通行を規制し、トンネルの伊那側入り口からおよそ300メートル中に入った地点で行われた。
訓練では、トラックに追突された乗用車が対向車線にはみ出し、反対側から走行してきた乗用車に衝突したことを想定。
乗用車から出られなくなった負傷者を救出し、トンネル内の消火栓からホースを取り出して放水した。
権兵衛トンネルは防火、防災設備がいたるところにあり24時間体勢で管理されている。トンネルを管理する木曽建設事務所によると、10月末現在でトンネル開通後累計で353万6千台、1日平均3千500台の車両が通行しており、これまで車両火災などの大きな事故はおきていないという。