余剰ごみ袋購入チケット回収制度案示す
上伊那広域連合が独自に検討
上伊那広域連合が、ごみの減量化・資源化のため、家庭で余った指定ごみ袋購入チケットの回収制度を検討している。
伊那市のいなっせで20日開いた上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会で、導入案が説明された。
回収制度は、年度末に家庭に残った未使用の指定ごみ袋購入用の第1段階チケットを上伊那の38の小学校の児童会などで回収し、学校ごとに回収量に応じて奨励金を交付するというもの。
有料制度を活用したごみ減量化施策として、上伊那広域連合が昨年度から独自に検討してきたもので、このような制度は珍しいという。
制度導入の目的は▽ごみの減量化・資源化▽指定ごみ袋の不必要な購入の抑止▽小学生から減量化への意識を培う▽住民意識の高揚竏窒唐ーている。
説明によると、余剰チケットの回収量をポイント化し、ポイントに応じて児童会が希望する物品などの購入に使える奨励金を交付する。
奨励金は、広域連合が証紙売りさばき収入の一部を財源にして予算化するという。
来年度に導入し、奨励金の支払いは平成22年度以降とする計画。
広域連合は20日、上伊那校長会に正式に制度の提案をしており、12月中旬頃に開く上伊那校長会小学校部会での検討結果を受けて細部を詰めていきたい竏窒ニしている。