鳥インフルエンザ対応演習
鳥インフルエンザが発生した場合の対応方法を学ぶ研修会が28日、伊那市で開かれた。
研修には、県や市町村関係者、農業関係団体などから70人ほどが参加した。
これは、鳥インフルエンザが発生しやすい時期を前に、発生時の対応方法を知ってもらおうと、伊那家畜保健衛生所などが毎年開いている講座の一環で、実技を行うのは今年が初めて。
この日は、伊那家畜保健衛生所の職員から指導を受けながら、実際に防護服を着用して、消毒方法などを学んだ。
ウイルスを封じるため、消毒は始めに建物の外側から行い、液体の消毒と、消石灰の2つを使用する。
職員は、「地面だけでなく、壁も消毒すること。消石灰を撒いたあとは、竹ぼうきなどでまんべんなく広げること」と指導していた。
関係者は、「1羽でも感染すると、その建物内の鳥は全て処分することになる。大人数で行うことになる作業がスムーズにできるよう実習を進めていきたい」と話していた。
家畜保健所では、「飼われている鶏が感染している疑いがある場合は、すぐに連絡してほしい」と呼びかけている。