羽広菜の味噌漬け作業最盛期
伊那市西箕輪羽広で栽培された羽広菜の味噌漬け作業が最盛期を迎えている。
3日は伊那市西箕輪の、みはらしファーム漬物加工場で、羽広菜生産加工組合の組合員5人が味噌漬けの作業にあたっていた。
羽広菜は伊那市の羽広に伝わる伝統野菜で、今年9月に種をまいたものを収穫しカブの部分を味噌に漬け込む。
味噌のほか塩や砂糖、地元産の酒粕で漬け込み、数日間ねかせる。
今年は気候がよかったことなどから例年より出来がよいという。
味は辛味があり歯ざわりがやわらかいのが特徴。
羽広菜は去年、県から伝統野菜の継承と地域振興を目的とした伝統野菜に認定されている。
羽広菜生産加工組合では、「地域に伝わる伝統野菜を地域の外にも広めていきたい」と話している。
羽広菜のかぶ漬けは250グラム入り300円で、みはらしファームのとれたて市場や直売所などで販売されている。