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上農生が地産地消型の流通や伊那谷の食文化学ぶ

上農生が地産地消型の流通や伊那谷の食文化学ぶ

 上伊那農業高校の生徒は12日、地産地消型の流通や伊那谷の食文化について学んだ。
 講座には、生産環境科の3年生40人ほどが参加した。
 これは、高校独自の取り組みを支援する県の「魅力ある活動支援事業」で行われている講座の1つ。
 この日は、伊那市の産直市場グリーンファーム代表の小林史麿さんを講師に迎え、地産地消型の流通と伊那谷の食文化について学んだ。
 小林さんは、地産地消に関わる直売所の良い点として、流通費用がかからないこと、生産者が自分で値段をつけることができる点を挙げた。
 エピソードとして、昔は農家自身が値段をつけて売ることがなかったため、グリーンファームができたころは、農家は恥ずかしがり、客が来る前に生産品に値段をつけ、急いで帰っていったという話も紹介した。
 小林さんは、「生産品の流通には、コストもかかるし、車などの二酸化炭素の排出もある。環境面などから見ても、地産地消を進めることが、一番効率的だと思う」と話した。
 講義を聞いたあと、食文化を実際に学ぼうとそば打ちをした。
 そば粉は、自分たちで種をまいたものを使った。
 生徒たちは、粉の乾燥具合で水の量を変えるなどの説明を受け、作業を進めていた。

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