振り込め詐欺防止であるしんに感謝状
振り込め詐欺の被害を未然防止したとして26日、伊那警察署がアルプス中央信用金庫に感謝状を贈った。
アルプス中央信用金庫本店営業部部長の酒井茂さんが、伊那警察署の篠田彦雄署長から感謝状を受け取った。
振り込め詐欺は、今月、箕輪町に住む女性が携帯電話のサイト料金として30万円ほどを振り込もうとしたもので、窓口で対応した職員が詐欺であることに気付き、未然に防止した。
アルプス中央信用金庫では、ロビーや窓口に振り込め詐欺についてのパンフレットを設置したり、大口の預金の解約や振込がある際は注意を呼びかけているという。
酒井さんは、「詐欺ではないかと声をかけると怒られることもあるが、お客様が被害に合わないようにこれからも取り組んでいきたい」と話していた。
なお、伊那警察署管内の11月までの振り込め詐欺の被害は9件およそ800万円。
伊那署では、現金を振り込ませるものだけでなく、キャッシュカードをだまし取るなど新たな手口も増えているとして、注意を呼び掛けている。