南宮神社 山車飾り準備進む
箕輪町の木下山車飾り保存会による山車の飾り付け作業が7日、箕輪町の南宮神社で行われた。
この日は保存会会員およそ20人が南宮神社に集まり、今年の初祭りで奉納される山車を飾り付けた。
山車飾りは100年あまり続く伝統行事で、町の民俗無形文化財に指定されている。
今は地区の住民有志でつくる保存会が毎年、山車を製作して伝統を受け継いでいるほか、地区の子どもたちも作品を出品している。
今年は源氏物語や豊臣秀吉の出世話の一場面を表現した山車などを展示する。
山車のうち、たらいで登城する大久保彦左衛門は、将軍の家来が、かごではなくたらいに乗って城に向かう場面を表現している。
当時将軍から、かごで城に入ることを許されていなかったこの家来は、たらいに乗ることで反骨精神を示したと伝えられている。
このほか境内には趣向をこらした6つの作品が並べられる。
山車が披露される南宮神社の初祭りは今月10日、11日に開かれる。