北小河内漆戸大文字の飾り作り
箕輪町北小河内の漆戸常会は7日夜、9日行われる小正月の伝統行事「大文字」に向け、常会35軒が集まり、大文字の飾りを作った。
作ったのは笹竹につける花飾り。
女性が大小さまざまな色紙にはさみを入れ花の形に切り取り、男性は障子紙を小さく切り、こよりを作る。
花の形に切り取られた色紙を重ね合わせ、こよりを通して花を作り、げじげじとよばれる紙で出来上がった花を笹竹に巻きつけて、飾りを完成させる。
この飾りは大文字を倒したあと、各家庭が3つずつ持ち帰るということで、130本作った。
漆戸常会の大文字は、江戸時代から伝わるとされていて、町の無形民俗文化財にも指定されている。
漆戸常会では、9日早朝に約10メートルの大文字を建て、12日に下ろす作業を行うという。