各地で正月の伝統行事行われる
箕輪町北小河内で大文字建て
箕輪町北小河内の漆戸常会は10日、公民館近くの辻に高さ約10メートルの大文字が建てた。
大文字は、江戸時代から漆戸常会に伝わる小正月の伝統行事で、五穀豊穣や、地区の安全を祈願している。
午前6時に住民らが辻に集まり、作った飾りを大文字に取り付けた。
その後、かけ声に合わせて一斉に大文字を建て、周りに松を取り付けた。
大文字は12日に倒し、取り付けた飾りは各家庭で持ち帰り、厄除けにするという。
また、各地で伝統行事「どんど焼き」も行われた。
箕輪町三日町区では、子ども会が中心となり、天竜川の河川敷でどんど焼きを実施。午前8時ころから、地区の小学生約50人が区内の200戸を回り、正月飾りなどを集めた。
集めた縁起物は河川敷の一角に積み上げ、その後、点火。バチバチと音を立てながら勢いよく燃え上がった。
どんど焼きは、門松やしめ縄など正月飾りや、書き初めで書いたものなどを焼く伝統行事。この火で焼いた餅を食べると、一年の病気をしないと言われている。
火が落ち着つくと子どもたちは、餅を入れ、焼きたての餅に、醤油やきな粉などを付け、味わった。
ある小学生は「今年は学校を休まず行きたい」と話していた。