食育講演会
栄養士や子どもの保護者を対象にした、楽しい食育について学ぶ講演会が12日、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、食育を楽しく教える方法を学んでもらおうと、伊那市の食育推進会議が開いた。
会場には、栄養士や子どもの保護者ら約280人が集まった。
東京都在住で食育ジャーナリストの砂田登志子さんが、「楽しく食育 幸福は口福から」という題で講演をした。
砂田さんは、楽しい食育の一つとして、30年以上実践している漢字を使った指導法を披露した。
「『食』という字は人を良くすると書く。食べることは人間を良くすること」と説明。
また、豆が使われている漢字を例に挙げ、「豆を食べれば頭の回転が良くなるし、元気に山も登れる」と話した。
砂田さんは、「食の安心・安全がこれだけ問われるのは、日本が食育後進国だから。小さいうちから食の大切さを教えてほしい」と呼びかけていた。