ホンダレ様の飾り付け
農作物の豊作を願う「ホンダレ様」の飾り付けが11日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで行われた。
ホンダレ様は、小正月を迎えるための飾りもので、稲やアワ、ヒエなどの穀物の豊作を願う五穀豊穣の縁起物。穀物が穂を垂れている様子を表していることから、「ホンダレ様」と呼ばれるようになったと言われている。
この日は、みはらしファームの職員らおよそ10人が作業にあたった。
飾りつけに使った木材は、8日に切り出したナラやコシアブラ、カエデ、ヒノキ。
飾り付けは、コシアブラの枝の3分1ほどを残して皮を削り、それをナラの木に結び付けると、稲やアワの実がずっしりと穂を垂れている様子が表わされる。
このホンダレ様は24日、みはらしファームで行われるどんど焼き「せいの神」で、園内の飾りものと一緒に燃やされる。