小河内神社でお筒粥の神事
箕輪町南小河内にある小河内神社で、一年の農作物の出来や世相を占うお筒粥の神事が15日朝、行われた。
占いによると今年の世の中は去年より下がり、六分五厘となっている。
この日は、午前5時に小河内神社に総代が集まり、神事を行った。
神事は、米2升に水2斗を加え釜で煮立てる。
アシを20本組み合わせて作る筒を沈め、筒に入った米の様子で世相を占う。
占うのは稲や野菜、果樹や穀物など20品目と、世の中。占いの結果、今年の世の中は去年の七分一厘より下がって六分五厘。農作物では、早生種の水稲が上々のほか、ササゲ、リンゴが上となっている。
結果を受けて主任総代の根橋敏夫さんは、「世相を反映しているが、この結果を立ち上がりのきっかけにしたい」と話していた。
神事に使った粥を食べると1年間無病息災、家内安全でいられるとされていて、地域の氏子や園児らにふるまったという。