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国道153号の役割について意見交換会

国道153号の役割について意見交換会

 伊那谷の交通の背骨的な役割を果している国道153号についての実情を把握し、今後の整備方針について考えようと15日、上伊那の市町村職員などが意見交換した。
 上伊那8市町村や伊那消防組合、上伊那広域連合、長野県の職員など50人ほどが参加して、道路網について意見を交わした。
 この意見交換会は、国道153号改良期成同盟会上伊那部会が始めて開いた。
 上伊那の交通網の背骨的な役割を果す国道153号線を中心に、上伊那全体の道路をどのように整備していくのが望ましいかを考えていこうというもの。
 まず伊那建設事務所の山浦直人所長が、現在の交通網の課題を提起した。
 山浦所長は、伊北インターチェンジ付近の渋滞や、伊那市の中心市街地に交通が集中していることなど課題を挙げ、これからの道路は行政だけでなく、使う人や守る人が考えていく必要がある竏窒ニした。
 そのあと、医療・救急問題と観光振興の2つのテーマに分かれて意見を交わした。
 医療問題のグループでは、救急搬送について、「凹凸が激しい道は、患者に負担がかかる」「バイパスなどのセンターポールは救急車両にとっては障害である」などの具体的な意見が出ていた。
 また、観光振興のグループは、「初めて伊那地域を訪れる人は国道を頼りに訪れるが、伊那市のみはらしファーム、箕輪町のながた荘、南箕輪村の大芝高原と実際の観光地は広域農道に多く存在している」「冬場の凍結で怖い思いをした観光客は来なくなるかもしれないので冬場の対策が必要」といった意見が出されていた。
 この意見交換会は今後、定期的に年4回ほどのペースで開催していきたい竏窒ニしていて、県も出された意見を参考に道路整備をしていきたい竏窒ニしている。

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