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伊那小6年秋組 災害現場見学

伊那小6年秋組 災害現場見学

 過去の河川の氾濫による災害について勉強している伊那小学校5年秋組の児童が16日、天竜川や三峰川を見学した。
 これは、国土交通省天竜川上流河川事務所が、災害の教訓を後世に伝える手法をまとめようと組織している検討会の実験的な取組みの1つ。3回の授業で子どもたちの意識がどのように変わるかを検証する。
 この日はその2回目で、まず、平成18年の豪雨災害で被害を受け、護岸強化などの工事をしている天竜川を見学した。
 子どもたちは天竜川上流河川事務所の職員に、「工事中に洪水になったらどうするのか」「工事の費用はどのくらいか」などの質問をしていた。
 そのあと三峰川に移動し、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんから、昔から伝わる水害を防ぐ道具などの説明を受けた。
 また、流れてくる木などを止めたり、水の流れを変える中聖牛も見学した。
 織井さんは、「天竜川の中聖牛は、水とともに流れてくる砂を止めるために底辺が広くできているが、三峰川のものは木を止めるために少し狭くできている」と説明した。
 子どもたちは、どうやって水の中に運ぶのかなどの質問をし、メモを取っていた。
 次回の授業では、災害時の対応について学び、学習内容をまとめた新聞を作るという。

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