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防災ヘリで訓練

防災ヘリで訓練

 ヘリコプターを使った救急救助訓練が21日、伊那市高遠町の山田河原駐車場で行われた。
 山間地で発生する救助活動が迅速に行えるようにと、高遠消防署と県消防防災航空隊が合同で初めて実施した。
 訓練は林道を走っていた車が沢に落ち、けが人が多数出たとの想定で行われた。
 高遠消防署が松本市にある航空隊にヘリコプターによる救助を要請すると、およそ15分で到着。次に上空のヘリコプターから署員がワイヤーを使ってけが人がいると想定した現場に下りた。
 現在、高遠消防署にはヘリコプターから下りる訓練を受けた署員が5人いて、いざという時に出動できる体制を整えている。
 救助では担架にけが人を乗せ、航空隊員と連携を取りながら慎重にヘリコプターまで運んでいた。
 高遠消防署では山間地での災害など、車で現場まで行くことができない場合、ヘリコプターでの救助は重要になってくる竏窒ニしている。
 蟹澤昭二署長は、「気温が低く雪が積もっている時の救助の厳しさを改めて感じた。今後も高度な救助技術の習得と現場で役立つ知識を身に着け、万一の時に備えたい」と話している。

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