無言館の窪島館長が講演
上田市の戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館長窪島誠一郎さんが21日、小中学校の教員の前で講演した。
これは伊那市、南箕輪村の教員研修会の一環として行われたもので、約500人が窪島さんの話に耳を傾けた。
窪島さんは、「無言館はよく、反戦平和の美術館とうたわれるが、絵を書いた彼らは平和運動のために描いた訳ではない。彼らは、愛する人を描く中で、多くの人に支えられて生きている幸せを描いた。それは、今、私たちが失いかけているもの」と話した。
講演を聞いたある教諭は、「彼らの記憶を子どもたちに伝えていきたい」と話していた。