「井月の句心を書で描く」展覧会
漂泊の俳人井上井月の俳句を書道で表現した作品の展示会が、伊那市のカルチャー施設「ぶぁんて・あん」で24日から開かれる。
施設のロビーには、井月の冬の句を書いた作品を中心に20点が並んでいる。
作品を書いたのは、伊那市の書道講師・向山竹(ちく)脩(しゅう)さんです。
向山さんは、井月が訪れた伊那市手良の出身で、子どもの頃から井月の話を聞いていました。
井月の句の素晴らしさを知り、ここ3年はその作品を書で表現しています。
向山さんは、井月の書体に近づけて字を書いていて、文字の配置は、井月が句に込めた思いを読み取り、表現したものだということです。
向山さんは、「書いてみて、書や句の素晴らしさを改めて感じた。これからは、自分の書体でも書いてみたい」と話していました。
この作品展は、2月1日まで伊那市の「ぶぁんて・あん」で開かれていて、2月2日から8日までは、伊那市のきたっせでも展示されます。