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せいの神
みはらしファームで

せいの神<br>みはらしファームで

 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで22日、県下有数のどんど焼き「せいの神」が行われた。
 園内にある畑には、竹やダルマ、西箕輪羽広区の家庭から集められた正月飾りなどが15メートルほどの高さに積み上げられた。
 NPO法人森の遊学舎代表理事で、テレビ東京の番組TVチャンピオンで初代野人王に輝いた大西琢也さんが火を起こし、地区住民などが積み上げられた正月飾りに点火した。
 火はみるみる燃え上がり、見物していた人たちから歓声が沸き上がっていた。
 孫を連れ市内から訪れた斉藤茂宣さんは、「家族全員、病気をせずこの一年、健康で過ごしたい」と話していた。
 羽広区では、どんど焼きを「せいの神」と呼び、羽広の獅子舞が地区の家を回る小正月まで正月飾りを取らず、15日以降にせいの神を行ってきたという。
 一時間ほどすると火の勢いは弱まり、集まった人たちは餅などを焼いて食べていた。
 燃えた跡のおきで餅や繭玉を焼いて食べると、1年間虫歯にならず、風邪を引かない、又書初めを燃やして煙が高く上がると字が上達するという。

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