伊那市観光ボランティアガイド養成講座が開講
県外などから伊那市を訪れる人たちに観光案内をする観光ボランティアガイド養成講座が27日、開講した。
同講座は、観光に訪れた人たちに、市民がおもてなしの心をもって案内出来るようにと市観光協会が開いたもの。
60代縲・0代を中心とする市内の69人が集まった。
第1回目の今日は、伊那の歴史や食文化について学習しました。
講師は毎回、伊那市の歴史や文化に詳しい人が担当。
伊那の食について講師を務めた伊那商工会議所の総務企画課長、伊東久さんは、伊那の名物ローメンとソースかつ丼の歴史などを紹介した。
ローメンについては「お酒の好きな方にはつまみになる。食べれば食べるほど奥の深い味になってくる」と話し、伊那のソースかつ丼については、他の地域と違って「量が多くて肉が厚い」と語った。
また、佃煮などを扱う「かねまん」の店主・池上清人さんは、この地域の珍味「ザザムシ」を紹介。
池上さんは「1979年には年間20トン、ザザ虫がとれた。現在は収穫量500キロ程に減り、高級珍味になっている」と紹介した。
講座は12月まで開かれる。次回は高遠の歴史について学ぶ予定。