福祉作業所の利用者にボランティアで調理指導
宮田村に住む元給食調理員の3人が、村福祉作業所の利用者に料理の作り方を指導するボランティアを始めた。教えてもらったメニューを家庭でも実践した利用者がいるなど、好評だ。
同作業所は昨年まで、村の栄養士の指導で定期的に調理実習。今年からは月に1回ほど、ひとりの利用者が責任を持って全員の昼食を調理することになった。
メニューを決めることから始まるが、その介助をするのが3人のボランティア。今までの経験を活かして、美味しい調理法を利用者に教えている。
「食べるものって誰でも興味あるでしょ。自分の手で調理することで、少しでも満足感を感じてもらえれば」とボランティアの女性たち。
同作業所は「調理指導も含め、この施設は地域のボランティアが大きな支えとなって成り立っている。本当にありがたい」と喜んでいる。