伊那技専・デュアルシステム訓練1期生が修了式迎える
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)で22日、同校内での訓練と企業内研修を半年づつ行う、機械科デュアルシステム訓練を受けた1期生3人が、他の訓練生ともに修了式を迎えた。修了生らは今までの学校生活を振り返り、新たな気持ちで社会に臨むことを誓った。
企業現場で働く期間を設け、若年者を就職につなげやすくするための「デュアルシステム訓練」は、厚生労働省と文部科学省が連携して実施する訓練システム。県内では同校と長野技術専門校が昨年10月から、飯田技術専門校が今年7月から取り入れ始めた。
修了生3人は、研修先の精密機械加工企業に就職内定を受けている。
式辞で石川校長は「これからの素晴らしい人生をつくるために、焦らず誠実にこつこつと努力することを願う」とあいさつ。機械科デュアルシステム訓練の修了生の栗原健さん(25)=箕輪町=は「これまで学んだ技能を生かし、社会に貢献できるよういっそうの努力をしていきたい」と答辞した。