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立春朝搾りの出荷作業

立春朝搾りの出荷作業

 立春の4日、早朝に搾った日本酒「立春朝搾り」の出荷作業が、伊那市荒井区の宮島酒店で行われた。
 作業は、まだ陽が昇る前、朝5時過ぎから始まった。
 県内外の酒販店11件から、およそ20人が集まり、ビンにラベルを貼る作業などをした。
 立春朝搾りは、全国の蔵元や酒販店でつくる日本名門酒会が、春の訪れを日本酒で祝ってもらおうと企画している。
 この酒は縁起が良い酒として知られ、注文した人にはラベルに家族などの写真や無病息災を願う文字が印刷される。
 使われた米は無農薬栽培の「美山錦」で酒販店も栽培から酒づくりまで関わってきた。
 宮島酒店によると、今年の酒の出来は「酸味が抑えられ、スッキリした味わいに仕上がった」という。
 出荷に先立ち、新酒ができたことを知らせる杉玉が吊るされた店の前で神事も行われた。
 日本名門酒会によると、この日、全国34都道府県にある39の蔵元で作業が行われ、720ミリリットル分の立春朝搾り14万本が出荷されたという。
 宮島酒店の出荷はおよそ4千本で、注文先には酒販店を通じて4日中に届けられたという。

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