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長野県景観フォーラムINA

長野県景観フォーラムINA

 景観について考える長野県景観フォーラムINAが5日、伊那市のいなっせで開かれた。
 このフォーラムは、地域住民による景観づくりを活性化しようと長野県などが開いた。
 県全体のフォーラムは平成13年以来、8年ぶり。今回は、伊那市の西箕輪ふるさと景観住民協定者会が去年、県内で初めて景観育成特定地区に指定されたことから、伊那で開かれることになった。
 フォーラムでは、「美しい信州の景観づくり功労賞」の表彰が行われた。
 住民の自主的な景観づくり活動で、模範となる優良な取り組みを表彰するもので、西箕輪の住民協定者会をはじめ諏訪市や上田市などの5団体が受賞した。
 受賞団体を代表して、西箕輪の住民協定者会が活動発表をした。
 この会は、平成17年に景観住民協定を締結して県の認定を受けた。平成20年9月には県条例の景観育成特定地区に県で初めて指定され、地域住民と景観保全や広報活動などに取り組んでいる。
 事務局長の山口通之さんは、「景観形成を地区づくりの一環として位置づけることが課題」と話した。
 講演会も行われ、東京大学アジア生物資源環境研究センター教授の堀繁さんが良い景観について話した。
 堀さんは、「景観とは目でみること。良い景観とは、見たいものが見やすいこと」と説明し、「景観で地域が評価される。よい景観を作るには、見たいものを見やすくし、見たくないものを見せないようにすること」と話していた。

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