だるま市準備で大だるま飾る
11日に開く伊那市高遠町のだるま市を前に8日、訪れた人を楽しませる大だるまが飾られた。
この大だるまは、本町実業団のメンバーが12年前に制作したもので、高さと幅がぞれぞれ4メートルある。
この日は、保管してある歴史博物館から車で運び込まれた。
大だるまは、毎年だるま市の3日前から商店街に飾っている。
午後6時から9時までライトアップし、12日まで飾る。
本町実業団では、だるま市当日、この巨大だるまの前で初めてさくらの模様が入っただるまを販売するほか、おしるこのサービスも予定している。
人形飾り審査会
金賞は市職員有志グループの「ポニョとジブリの仲間たち」
9日は、だるま市の名物人形飾りの審査会が行われ、金賞には伊那市職員だるま市を盛り上げる有志の会が作った「ポニョとジブリの仲間たち」が選ばれた。
このグループは8年前から、子どもたちに喜んでもらうことをコンセプトに人形飾りを作っていて、金賞受賞は去年に続き2回目。
毎年恒例の人形飾りは、町の中心部7カ所に設置されていて、道行く人の目を楽しませている。
作品の作り方はさまざまで、布で作った張りぼてや、発砲スチロールと和紙を使い質感にこだわったものなどがある。
また今年は、伊那小の6年敬組が、高遠町以外から初めて出展した。
敬組は、総合学習で和紙について学んでいて、子どもたちがすいた和紙を使い、アニメキャラクターのねぶたを作り出展した。
だるま市は今年1年間の五穀豊穣と無病息災を願う、鉾持神社のお祭りに合わせて開くもので、11日は多くの人で賑わう。