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2611/(火)

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食品衛生シンポジウム

食品衛生シンポジウム

 消費者や食品製造・流通業者などが食の安全について考えるシンポジウムが10日、伊那市のいなっせで開かれた。
 シンポジウムは毎年開いている。今年は「食の安全・安心をめざして」がテーマで、シンポジウムでは内閣府食品安全委員会の本間清一さんが講演した。
 本間さんは、輸入食品の増加や鳥インフルエンザなどで、今まで経験したことのない要因で食の安全が脅かされている竏窒ニ説明し、「大規模生産と短時間での流通が行われている今、一度安全が侵されると急速に広がる可能性がある」と注意を呼びかけた。
 その後、消費者や生産者などが参加してパネルディスカッションが行われた。
 食生活改善推進協議会の六波羅弘美さんは、「冷凍ギョウザ事件や遺伝子組換え食品など食の安全を取り巻く問題は多い。消費者も生産者も常に危機感を持って安全性を高めていかなければならない」と発言した。
 また、伊那市で冷凍食品などの製造販売をしているミヤシタフーズ生産部長の林佐男さんは、「商品は、原料の入荷から出荷まで人の目や機械で何度も厳しくチェックしている。食は人の命にかかわることなので、安全第一で取り組んでいる」と安全への取り組みを発表した。
 会場を訪れた人は、それぞれの立場からの発表に耳を傾けていた。

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