はらぺこで醤油しぼり体験
伊那市東春近の自由保育所はらぺこの園児たちは12日、醤油作りを体験した。園児やその保護者約30人が参加した。
保護者で醤油づくりに詳しい漆戸醸造の漆戸正彦さんから醤油づくりを教わった。
はらぺこでは、醤油の素となる麹に塩を混ぜてもろみを作り、去年の5月から日当たりの良い場所に置いて保管してきた。
この日は完成したもろみを子どもたちがひしゃくですくい、袋に移す作業をした。
醤油が出てくるのを待ちわびていた子どもたちは、袋からしみ出た醤油がタンクの口から出てくると、喜びながら匂いをかいだりしていた。
指導にあたった漆戸さんは、「店に行けば売っている調味料でも、作るにはこれだけの苦労があることを知ってもらいたい」と話していた。
作業の後には、子どもたちが出来上がったばかりの醤油をコンニャクやカマボコにつけて味わっていた。