旧井澤家住宅で雛飾り
3月3日の「桃の節句」を前に、伊那市西町の旧井澤家住宅ではひな人形の飾りつけが行われた。
会場は、江戸時代から昭和までのひな人形約150体が飾られ、華やかな雰囲気に包まれている。
この展示は、伊那部宿を考える会が、歴史ある建物でひな人形を楽しんでもらおうと、毎年この時期に開いている。
ひな人形は江戸時代末期の押絵びなや、お内裏様とひな様が御殿の中に飾られた明治時代のものなどさまざま。
また、会場にはひな人形に加え、伊那で盛んだった養蚕にまつわる物や繭玉の展示も併せて行われている。
伊那部宿を考える会の田中三郎会長は、「多くのひな人形と一緒に旧井澤家住宅の雰囲気を楽しんでほしい」と話していた。
展示は来月2日まで。