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2611/(火)

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伊那市中央区が防災アンケート結果まとめる

 伊那市の中央区が区民対象に行った防災アンケートで、区民の災害への備えがまだ十分ではないということがわかった。
 防災アンケートは、中央区と区民有志で組織する救助支援隊が、実態把握のため今年初めて行った。
 アンケートは今年1月に区内の全760世帯を対象に行い、回収率はおよそ7割だった。
 「地震の際に家具などの転倒を防ぐ処置をしているか」との質問では「してある」との回答が21%、「住宅用火災警報器を備えているか」との質問では「備えがある」との回答が31%、「防災用具の備えは」との質問では「備えてある」との回答が43%と低い結果となった。
 消火器の設置については70%が「備えている」と答えているが、中には使用期限の切れた古い消火器があることも今回分かった。
 アンケート結果は、区の広報に掲載して区民に知らせるという。
 また中央区では現在、住宅用火災警報器を区民にあっせんしているが、今回の結果を受けて、さらに呼びかけを強めていきたいとしている。
 宮下政男区長は、「総会などの機会に転倒落下防止などポイントごとに話をして住民の防災意識の高揚に努めたい」。救助支援隊の高沢勝隊長は、「アンケート結果を教材として活用したい」と話していました。

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