京都府立大生が宮田村で調査研究
住民と行政の関わり方を研究している京都府立大学の学生ら10人が26日から、宮田村で調査を行なっている。「多くの住民の総意で合併せず自立を決めた宮田村で、どのように協働が進んでいるのか学びたい」と、村やむらづくりに取り組む各種団体などと懇談している。
訪れているのは同大学福祉社会学部小沢修司教授のゼミ生。28日まで3日間の日程で、村の様子を見聞きしている。
到着早々、農業集落排水の汚泥処理のために設けたコンポストセンターを見学。下水道を含む環境整備の面からも、宮田村が自立に至った経緯などを探った。
27日は村の担当者や村商工会、住民有志でつくる「むらづくりネット宮田」などと懇談し、住民の暮らしと行政の役割などについて調べを深めた。
同ゼミは宮田村と同様の小規模自治体を研究のフィールドとして、学生自身の目で住民と行政の関係を探っている。