美篶中央保閉園式・美篶保内覧会
保育園の統廃合で今年度いっぱいでなくなる伊那市の美篶中央保育園で28日、閉園式が行われた。
閉園式には園児や保護者、地域住民など約150人が参加した。
あいさつで小坂樫男伊那市長は、「長い歴史に幕を閉じることになるが、これからを担っていく子どもたちの新たな出発になればいいと思う」と話した。
このあと、園児による歌の発表や記念品の紹介などがあった。
美篶中央保育園は昭和27年に開園し、これまでに約2300人の子どもたちが巣立った。
園舎の老朽化や園児数の減少などにより今年度をもって閉園し、美篶東部保育園と統合することになっている。
保護者会長の三沢新一さんは、「新しい園舎で子ども達が明るく楽しく過ごせるよう、これからも地域のみなさんに協力をいただきたい」とあいさつした。
また、統合により新築された園舎の内覧会もあった。
美篶公民館東側の新しい園舎は、木造平屋建てで延べ床面積は1364平方メートル。ペレットボイラーを採用し、床暖房も完備している。
新年度から利用される新しい園舎では、4月4日に開園式と入園式が行われる予定。