いなっせで消防訓練
春の全国火災予防運動に合わせ、伊那市のいなっせで5日、はしご車を使った消防訓練が行われた。
いなっせビルに入っている店舗や事務所の関係者45人が訓練をした。
訓練は、いなっせ3階南側の上伊那広域連合事務所付近から火が出たという想定で行われ、避難を告げる館内放送が流れると、参加者らは北側広場に避難した。
このあと、7階に残された2人を救助する想定で、はしご車を使った訓練があった。
伊那消防署の救助隊員が、高さおよそ30メートルの7階の窓まで救助に向かった。
隊員と救助された2人が下まで降りてくると、救助訓練は無事に終了した。
伊那消防署では、「複合的な建物でさまざまな人が出入りする場所。訓練の経験を生かし、有効な消防計画を立ててほしい」と話した。
いなっせ管理組合の松沢一男理事長は、「非常事態に備えて、それぞれの店や事務所で消火設備を確認するなど、普段から意識を高めていきたい」と話していた。