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1年の感謝を込め、針供養

1年の感謝を込め、針供養

 裁縫針への日頃の感謝を込め、伊那市の常円寺で8日、針供養があった。
 針供養は上伊那和裁連盟などが毎年行っているもの。折れたり、曲がったりして使えなくなった針を、感謝の気持ちで供養する。
 本来は2月8日が針供養の日とされているが、同連盟では、寒さの和らぐ3月に実施している。
 この日は、読経などがあり、焼香の時には普段固い布を縫っている針を、柔らかいこんにゃくに刺し、針を休めた。
 刺繍の込んだ固い布を縫う時には、針を何本も折ってしまうこともあることで、会員はこれまで活躍してくれた針に感謝の気持ちを込め、手を合わせていた。
 上伊那和裁連盟の竹入良子会長は「今日は針を休め供養し、日本の民俗衣装和服や和装の伝承に努めていきたい」と話していた。

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