南箕輪村議会閉会
村職員給与昇給手続きでミス
南箕輪村議会3月定例会は13日、委員長報告と採決が行われ、19議案すべてが原案通り可決された。しかし、来年度一般会計予算の一部で、条例に抵触するため、予算の執行を一部凍結するという異例の対応をとることとなった。
問題となったのは、一般会計予算に計上されていた職員の給与の昇給に関する部分。
南箕輪村では、国家公務員の給与との整合をとるため、職員給与の抑制をしてきたが、今年1月から抑制をやめることとし、本年度の補正予算と来年度予算に必要経費を計上していた。
村では、職員の能力に応じて給与の引き上げを行う人事評価制度を導入しているため、給与の抑制を解除すると条例に抵触することになる。
これを受け村では、職員給与の昇給にかかわる来年度予算の執行を凍結することとした。
また、すでに職員に支払われた分は返済させる方針。
予算案は採決の結果、賛成多数で可決された。
凍結される予算は約620万円、関係する対象職員は約70人となっている。